最低投資額1万円から投資することができるとして人気になっているのが「不動産クラウドファンディング」。
現在は様々な不動産クラウドファンディングサービスが登場しています。
しかし、初心者の方であれば、どのような基準で不動産クラウドファンディングサービスを選べばいいのか分からない人も多いのではないのでしょうか。
そこで今回は、不動産クラウドファンディングサービスの選ぶ基準や案件を選ぶときのポイント・実際の投資手順について解説します。
不動産クラウドファンディングとは
まず始めに、不動産クラウドファンディングとは投資家たちがサービスの運営会社に投資を行い、その資金で不動産の購入や運営を行う投資方法です。
不動産の投資と聞くと投資金額が高額だと思われる人も多いのですが、不動産クラウドファンディングでは1万円から投資することができます。
利回り率も高く、投資するだけで運用などは不動産のプロに一任することができるので、非常に簡単です。
不動産クラウドファンディングサービスを選ぶ基準
不動産クラウドファンディングサービスを選ぶ基準は以下の5つです。
- 案件が豊富にあるか
- 不動産の種類が豊富にあるか
- 不動産情報を開示しているか
- 実績がある運営会社か
- 損失が発生した場合の対処法
1つずつ解説していきます。
案件が豊富にあるか
不動産クラウドファンディングサービスによって案件の数が異なります。
1〜5件ほどの案件しかない場合もあれば、50件以上の案件を募集しているサービスもあるなど様々です。
案件が少ないほど募集が集中してしまい、応募できないという問題が発生してしまうので、なるべく案件数の多い不動産クラウドファンディングサービスを利用しましょう。
不動産の種類が豊富にあるか
募集している案件の中にはホテルやマンション・商業施設など、不動産の種類も様々です。
商業施設の場合には、メディアに取り上げられることで知名度が増して大きな利回りに期待できるなど、不動産によって特徴があります。
不動産の種類で投資するか決める人も多いので、なるべく種類がある不動産クラウドファンディングサービスを利用するのがおすすめです。
情報を開示しているか
不動産の住所や面積・運営会社など、開示されている情報が多いことによって様々なリスクを回避することにも繋がります。
そのため、まずは情報が開示されているかを確認してから不動産クラウドファンディングサービスを利用するか決めましょう。
実績がある運営会社か
不動産クラウドファンディングサービスを展開している運営会社の実績があるかどうかも重要です。
公式サイトが放置されている状態でこれまでの運営実績が一切無い会社の場合には、あまりおすすめとは言えません。
逆に数多くの不動産を運営してきた実績があり、上場企業であれば安心して投資できますよね。
トラブルを避けるためにも、なるべく信用度の高い運営会社が展開している不動産クラウドファンディングサービスにしましょう。
損失が発生した場合の対処法
投資にリスクはつきものですが、ほとんどの人はなるべくリスクを回避したいと思うはずです。
基本的に不動産クラウドファンディングでは元本割れの保証などがありません。
しかし、損失が発生した場合に運営会社から出資した金額で優先的に負担する「優先劣後方式」を採用している企業は数多くあります。
そのため、万が一の損失が発生した場合でも何かしらの対応策を講じている不動産クラウドファンディングがおすすめです。
案件を選ぶときのポイント
実際に不動産クラウドファンディングサービスを利用して案件を選ぶときのポイントは3つあります。
- 利回り率
- 運用期間
- 建設予定の不動産の場所
順番に見ていきましょう。
利回り率
利回り率が5%の案件もあれば、10%を超える高い利回りの案件もあります。
利回り率は高ければ高いほど貰える配当金は増えますが、その分、人気も高いです。
そのため、利回り率が高い案件に応募したいのであれば、定期的に公式サイトをチェックしましょう。
運用期間
運用期間が半年の案件もあれば、3年以上の長期的な案件もあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分に合った運用期間の案件を選びましょう。
投資する不動産の場所
投資する不動産の場所も重要です。
不動産の外観がオシャレで人気がありそうな物件でも、建設予定の場所が地方だった場合、入居者が集まらない可能性があります。
その結果、利回り率が下がるケースも少なくないので、なるべく人口の多い都内の物件がおすすめです。
不動産クラウドファンディングの投資手順について
不動産クラウドファンディングの投資手順はサービスによって若干異なる部分もありますが、大体は同じです。
以下の6ステップで完了します。
- クラウドファンディングサービスのサイトにアクセスする
- 会員登録のボタンをクリックしてメールアドレスやパスワードの入力
- 本人確認があるので、免許証やマイナンバーカードを用意する
- 審査が終わると口座開設が完了する
- 登録が終了したので、投資したい案件に応募する
- 運用が開始
まとめ
今回は、不動産クラウドファンディングサービスの選ぶ基準や案件を選ぶときのポイント・実際の投資手順について解説しました。
今回の記事を参考に、気になる不動産クラウドファンディングサービスがあれば、積極的に利用してみましょう。